LINEアニメーションスタンプ(動くスタンプ)を1個300KB以下の容量で制作する方法

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動くLINEスタンプ第2弾「ぷにぷに動く双子うさぎ」が完成しました。

今回の制作で意外と苦労したのがAPNG画像を作る時の容量オーバーの問題。

そんなに複雑な色の入れ方をしたつもりはないのにAPNGにすると既定の300KBをオーバーしてしまうことがあります。

そこでボクの「LINEアニメーションスタンプを1個300KB以下の容量で制作する方法」をご紹介します。

①背景効果の出現タイミングを変える

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アニメーション制作にはCLIP STUDIO ACTIONというソフトウェアを使っています。

アニメ制作でボクが使っている5つのソフトウェア

容量オーバーの原因として背景効果の入れすぎという問題があります。

そこで背景効果の出現タイミングや大きさを変えて連番画像の各画像の容量をなるべくおさえることにしました。

②Pngyuで連番PNG画像をまとめて圧縮

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PNG画像の圧縮にはフリーソフトのPngyuが使いやすく便利です。

ボクが作るアニメーションの場合は20枚の連番画像を使っています。今回の制作ではPngyuで20枚まとめて無条件に圧縮しました。

③APNG画像の圧縮形式をZopfliに設定する

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Pngyuで連番画像を圧縮してもAPNG画像を作ってみると300KBを越えてしまうことがあります。

そこで最後の手段としてAPNG Assemblerでの圧縮形式をZopfliに設定します。

APNG Assemblerの圧縮形式にはzlib・7zip・Zopfliの3種類があるのですが、Zopfliがいちばん圧縮できるのです。

ただし、たくさん圧縮できるかわりにZopfliの圧縮には他の圧縮形式に比べて時間がかかります。

それでも300KBをオーバーしてしまったら…

APNG AssemblerのZopfli形式で圧縮しても最終的にAPNG画像が300KBをオーバーしてしまったら…①にもどってやり直しですね。

容量をおさえる方法としては同じ画像の使いまわしも効果的です。

LINE動くスタンプ(アニメーションスタンプ)のAPNG画像制作で気をつけなければならないこと

そもそも容量をくいそうな効果を最初から使わないというのが一番ですけどね。

動くスタンプにこれから挑戦するという方もこの記事を参考にしていろいろ工夫してみてくださいね。


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