LINE動くスタンプ(アニメーションスタンプ)のAPNG画像制作で気をつけなければならないこと

マロパンダ動くスタンプ

LINEの動くスタンプ(アニメーションスタンプ)の審査受付が本日から始まりました。

ボクの作っていた動くスタンプ第一弾「うごく~♪マロパンダ」も、ちょうど本日完成。さっそく審査をリクエストしました。

動くスタンプを制作するうえで画像の作り方にちょっと気をつけなければならないことがあったのでご紹介します。

容量オーバーに注意しよう!

LINEの動くスタンプではAPNGという規格のアニメーション画像を使います。

APNGという聞き慣れない規格のファイルの作り方なのですが、連番画像さえできあがればAPNG Assemblerというツールで簡単に制作することができます。

そしてLINEの動くスタンプ制作で気をつけなければならないことは容量オーバーです。

容量オーバーしやすい画像

動くスタンプの画像はファイルの容量を1個当たり300KB以下におさえなければなりません。

実際に作ってみてわかったのですが、ちょっと凝った画像を作るとあっという間に容量をオーバーしてしまいます。

ボクが作った画像のなかで容量オーバーしてしまった画像がこちらの3タイプです。

①グラデーション処理がある画像

タイムライン1_00000

上の画像のようにグラデーション画像はかなり容量を使います

PNG圧縮もとの連番画像を圧縮したり、同じ画像を使いまわししたりして容量をおさえました。

②背景にたくさん動くものがある画像

animated

上の画像は背景にハートをたくさん置いて乗算レイヤーで重ねて動かしたのですが、かなり容量を食いました。

①の画像と同じようにPNG圧縮と、同じ画像の使いまわしで容量をおさえました。

③細かい線がある画像

タイムライン1_00014

細かい線がある画像一番容量オーバーしやすいです。

上の画像の効果線は気に入っていたのですが大幅に容量オーバーしたため背景はすべて無しにしました。

とりあえず作ってみよう!

動くスタンプ24個なんて作れるのかよ…と制作を始めるまでは心配だったのですが、けっきょく3週間ほどでアニメ作りを楽しみながら完成させることができました。

はじめは難しそうに感じてもとりあえず作ってみればなんとかなるものですね。

普通のスタンプに比べて動くスタンプは本当に作りがいがあって楽しいです。まだ動くスタンプに手をつけていない方はぜひ挑戦してみてくださいね。


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