新しい画風を探せ!絵を描く人の精神とは…
新しい画風を探せ!
ただいま制作を進めていますカタカナタガログ語のLINEスタンプでは新しい画風を試しています。描き方は下描きなしの一発描き。新しい画風と言っても若いころ描いたことのある絵なんですけどね。
出番のなかったかわいい系キャラ
実はボクはこういうかわいい系の動物キャラを描くのがもともと好きでした。20年以上前、漫画家デビューする前はいたずら描きでよく描いていました。
今ではこういうゆるい系のキャラが大人に人気があります。
しかし昔はこういうキャラはあくまで小さい子供向け。ということで少年漫画誌やヤング誌での連載を目指していたボクにとっては出番のない絵柄だったのです。
ついに出番がやってきた!ところが…
LINEスタンプを描いてるうちに「あ、そういえば昔こういうネコの絵描いてたなぁ」と思い出しました。いよいよボクの描くかわいい系動物キャラの出番がやってきたのです。
しかし、いざ描いてみると困ったことが…若いころのように力の抜けた絵が描けないのです。
絵を描く人の精神とは…
人気のLINEスタンプには脱力系のイラストもたくさんあり、見るたびにそんな絵を描ける人をとてもうらやましく思っていました。
ゆるい絵って描こうと思って描けるものじゃないんですよね。
いろいろと試行錯誤の末、ようやく下描きなしの一発描きという手法でゆるい雰囲気の絵が描けるようになってきました。
描けるようになってきたといても油断するとどんどん形が整ってくるので、そこでいかにまた力を抜けるかというところが勝負です。
不思議なことにこういう線が出てくると自分の気持ちも楽になってきます。絵を描く人の精神はペンを持つ右手とつながっているのですね。