動くLINEスタンプ「黒ネコのダンゴ」3Dだけどあえて平面的に作る理由
新作のLINEスタンプ「黒ネコのダンゴ」を制作中。
これまでに作った動くスタンプと同じく3Dキャラクターを使った作品です。ただし今までとは制作の方法を少し変えました。
3Dだけどあえて平面的に作る!
3Dの特色といえばもちろん「立体」なわけですが、今回はあえて平面的に作りました。ただし完全な平面ではなく粘土をギュッとつぶしたような感じです。
名づけて「平面的3D」(今思いついた!)。
平面的3Dという手法を採用した理由はおもに3つ。
①正面から見た時にキャラクターが見やすい
②モーフによる表情がつけやすい
③モーションをシンプルに構成できる
LINEスタンプの場合は画像が小さいので細かいキャラや凝った動きは見にくくなり逆効果なのです。
スマホ画面での見やすさを第一に考えて平面的3Dでシンプルな仕上がりを目指しました。もちろんいろいろと作業が楽になることも平面的3Dの有利な点です。
MMDでモーションをつけている画面。横から見るとペラペラで変な感じです。
特に顔部分はZ軸をそろえた完全な平面です。
本格的に3Dでモーフを作るとかなり手間がかかるのですが平面仕上げで楽々でした。
最終的なアニメーションはCLIP STUDIO ACTIONで仕上げます。正面ポーズのメリハリが効いていてなかなか良い感じ。
なかなか楽しそうな作品が出来上がったと自画自賛の「黒ネコのダンゴ」。ただいま登録を前にして最後のチェック中です。
【まとめ】試行錯誤こそが次の作品を生み出すのだ!
LINEスタンプを作るのって本当に難しくて試行錯誤の連続ですね。
LINEスタンプに限らないんだけど、やっぱり試行錯誤こそが次の作品を生み出していくんだなってつくづく感じます。
ただ頭の中だけでアイデアを練るよりも、手を動かすことで初めて次のアイデアがわいてきます。
新しいアイデアや手法が見つかった時って本当に快感…だから作品づくりってやめられないんですよね~。