ボクが液タブCintiq13HDで試し描きしていろいろ気がついたことをあげてみる
液タブCintiq13HDで試し描き!
新しく購入したワコムのCintiq13HDでさっそく試し描き。ちょっと写真うつりは悪いですけどボクが液タブで描いた漫画のCLIPSTUDIOの画面をご紹介。液タブで描くときに注意しなければならないことも見えてきました。
鉛筆の描き味は最高!
まずは鉛筆ツールで下描きしてみました。これはまさに鉛筆そのもの。描き味は最高です!デジタルなので何度書き直しても紙が荒れることがないのでこれは楽です。
カブラペンの描き味は…
最近ボクが漫画を描くときに使っている道具はペンテルの「トラディア・プラマン」というペン。このプラマンというペンはおもしろい描き味でイラストを描く人には愛好者が多いのです。
今ボクが描いている絵の雰囲気に近いのはGペンよりもカブラペンかなということでカブラペンでペン入れ。本物のカブラペンよりツルっとした感じの線になりますね。
Gペンも試してみたのですが、描き味は本物のGペンそっくりで今のボクには使いこなすのは難しいかなと思いました。昔はもちろんGペン使ってたんですけどね。
実際に描く場合には少し拡大して描くことになります。
懐かしい!丸ペンの描き味
丸ペンの描き味も試してみたのですが、まさに丸ペンそのものでビックリ!アシスタント修行時代を思い出してナワアミを描いてみました。この描き味は懐かしい。
こういう効果線を描くのは大好きなのですが、時間がかかっちゃうので今は絶対に封印です。
ボクが気づいた液タブで描くときの注意点
①細かく描き過ぎないように注意
液タブで描く時にはズームして描くことができるので細かく描くことができるのですが、逆に細かく描き過ぎないように注意が必要です。ちなみに今回描いてみたナワアミは細かく描きすぎてしまいました。実際に雑誌に印刷された場合には線がつぶれてしまいますね。
②線の勢いを殺さないように注意
キャラの線もいくらでも修正することができるのですが、修正を重ねすぎてしまうと逆に最初の線の勢いが死んでしまう恐れがあります。漫画というのはきれいに上手に描き過ぎると逆に絵のおもしろさが減ってしまいます。
絵が変にデジタルっぽく整い過ぎないように注意が必要です。
…と言いつつも液タブの使用で良くなることがたくさんあるのです。ネームから下描き・ペン入れまで滞りなく進めることができるので、作業スピードは格段に速くなりますね。
ちょっと思いついたキャラなども書きとめておいて、すぐにペン入れ・色塗りまで進められます。液タブのおかでで絵を描く楽しみを再発見できた気がします。
CLIPSTUDIOの設定をうまく自分なりにカスタマイズして描き味をグレードアップしていきたいと思ってます!
※今回使用した漫画制作ソフトはこちら→セルシス CLIP STUDIO PAINT EX