手塚治虫先生の製作途中原稿のコピーがボクの手元にあるんです

2016年9月12日

手塚治虫『グリンゴ』製作途中原稿

これは手塚治虫先生の製作途中『グリンゴ』の原稿のコピー
『火の鳥 太陽編』『ルードウィヒ・B』などこれを含めて5枚ほどがボクの手元にあるんです!

これらの原稿コピーを手に入れたのは今から24年前
大学に合格し上京したボクは真っ先に高田馬場駅近くにある手塚プロダクションに向かったのだった

小雪まじりの寒い日でしたぁρ(-ω-。)

ブラックジャック

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目的はもちろんスタジオ見学
ボクみたいな押しかけファンはちょくちょくいるらしく
ファンクラブの会長さんとスタッフの方が丁寧に応対してくれた

その時にスタッフの方から頂いたのが手塚先生の原稿のコピー
漫画家の仕事に携わる人ならわかるのだが…このような製作途中のコピーは結構たくさん取るのだ

手塚プロではその中のいらない物をファンにあげていたというわけ

別のマンションで仕事をしている手塚先生がこの部屋に来る気配はあったようなのだが
一時間ほどしても結局ご本人は現れずボクはそのまま帰ったのだった

手塚治虫先生が亡くなられたのがこのちょうど一年後の平成元年

スタジオにいくらでもあったコピー原稿が貴重な宝物となったのでした

この原稿には漫画を描く上で忘れてはならないことが描かれている

漫画というものは新人もベテランも関係ない
一枚一枚の真っ白な原稿用紙にネーム(台詞)を入れ、下描きをし、背景の資料を集め、仕上げのメモを入れ…神様手塚治虫でもそれは変わらない!

描いて消してまた描いて…漫画に近道はないのだ!

今回F『フィリピン妻4コマ日記』を描くにあたり押入れの中にしまいっぱなしだったこのコピー原稿を額に入れて仕事部屋に飾った

ボクのようなお気楽マンガを描く上でも
やはり一冊を仕上げるとなるときつい時もあったのだ

そんな時は手塚治虫先生の製作途中の原稿を見上げ奮起したのでした!

フィリピン人の妻は特に漫画マニアというわけでもなく
漫画なんて読まないのだがブラックジャックだけは大好きだ

まったく違う国の人が読んでもおもしろく読みやすい手塚漫画…やっぱりすごい!
ストーリーセンス、ギャグセンス、絵柄、すべてに普遍のものがあるのだなと感じるんです!

フィリピンにはもちろん日本のようなストーリー漫画はないんです
(『フィリピン妻4コマ日記』にも書きましたが日本のアニメはテレビでたくさんやっています)
ペラペラのマンガ雑誌か新聞の2・3コマのマンガがあるくらい

ここまでの進化を遂げ世界中に広がった日本のマンガ文化は本当にすごいと思います
世界に広がったマンガ文化が『手塚治虫』から始まったのは…間違いないでしょう!

(今回はかなり深イイ話でしょ?)


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コラム

Posted by 前田ムサシ