海上自衛隊の船が初めて田子の浦港に入港
田子の浦ポートフェスタ①の続きとして海上自衛隊水中処分母船3号「YDT-03」の見学の様子をお伝えしたいと思います。海上自衛隊の船が田子の浦港に入港するのは実は今回が初めてなのだそうです。
水中処分母船とは?
水中処分母船とは機雷や不発弾を処理する水中処分隊の支援を行う母船。水中処分員の潜水用器材・処分艇・揚収用クレーンなどを装備している。編成は1号から6号までで今回入港したのは横須賀水中処分隊所属の水中処分母船3号「YDT-03」。
艦橋部分へ登る階段はかなり急。
ずらっと並ぶ国際信号旗。国際信号旗とは海上において船舶間での通信に利用される世界共通の旗。こんなにたくさんあるんですね!
水中処分員が乗る処分艇が見えます。
艦橋の前の部分。
艦橋内も見学できました。
これが水上レーダーと呼ばれるものかな?
見学者用に帽子と双眼鏡が置いてありました。
見学者は実際に処分艇に乗ることもできました。
水中処分艇の後ろには日章旗。
これが揚収用クレーンですね。
前方の甲板部分。
船の中の船員用食堂。
今も残るアメリカ軍の不発弾
実は太平洋戦争中にアメリカ軍が投下した爆弾の不発弾が日本近海の海底に残っており、その不発弾を処理をこの船で行っているのだそうです。
全長46.0m、最大幅8.6mとそんなに大きな船ではないので船内はすべてがコンパクトで窮屈。水中で爆破処理をするというかなり危険な仕事でもありますし、海上自衛隊の仕事というのはやはりすごく大変な仕事だなと感じました。
ちなみにボクは20分ほど船内を見学しただけで少し船酔いしてしまいました。。