チャプスイとはフィリピン風の八宝菜…ですかね。お肉といろいろな野菜、鶏レバーが入った炒め物です。 それにしても「チャプスイ」って不思議な名前ですね。発音からして中華料理の名前だろうなってことは想像できるのですが…。
フィリピン風八宝菜チャプスイ。ところでチャプスイってなに?
気になったのでネットで少し調べてみました。まずは定番ウィキペディア。
チャプスイ(広東語 雜碎、英語 chop suey)は、アメリカ式中華料理の一種である。広東省台山市名物の広東料理、炒雜碎(チャーウチャプスイ)がもとになった料理[1]で、豚肉、鶏肉、タマネギ、シイタケ、モヤシなどを炒めてスープを加え煮た後に水溶き片栗粉でとろみをつけ、主菜としてそのままあるいは白飯や中華麺に掛けて食す。
なるほど、チャプスイとはアメリカ風にアレンジされた中華料理らしいです。沖縄の大衆食堂ではポピュラーなメニューのようです。
「Chopsuey filipino」で画像検索するとフィリピンのチャプスイがたくさん出てきます。フィリピンでは定番の家庭料理のようです。
フィリピンはスペイン植民地時代のあとアメリカの植民地時代があったので、その時期に定着した料理なのかもしれません。
それではフィリピンのチャプスイの作り方をご紹介します。
チャプスイの材料
・白菜、にんじん、インゲン豆、カリフラワー、ヤングコーン、玉ねぎ ・ニンニク ・豚バラ肉 ・鶏レバー(水で洗い適当な大きさに切り、塩コショウをふっておく)
・シーフードミックス ・うずらの卵(別の鍋で茹でておく)
・粗挽きコショウ ・片栗粉
●合わせ調味料
・中華味の素 大さじ1/2
・しょうゆ 大さじ1/2
・さとう 大さじ1/2
・塩 小さじ1
・水250cc
チャプスイの作り方
①ボールに中華味の素・しょうゆ・砂糖・塩を入れ、水を入れて溶かし、合わせ調味料を作る。
日本にも伝わっていたチャプスイ
ネットで調べてみるとチャプスイは戦前、アメリカから日本にも伝わっていたメニューのようです。 チャプスイは戦後の学校給食の定番メニューにもなっており、現在の給食にもその名残りがあるようです。
給食のチャプスイの思い出がある方、いらっしゃいますか?
そういえばボクも、あり合わせの野菜にとろみをつけたようなおかずを、昔どこかで食べたことがあるような…。
フィリピンのチャプスイをきっかけに、思いがけずチャプスイの意外な歴史を知ることができました。