ドゥテルテは本当に『暴言大統領』なのか?アメリカに喧嘩を売る国 フィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテの政治手腕
その自由奔放な言動から「フィリピンのトランプ」として話題となったフィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテ。
マスコミの記事には『暴言大統領』という活字が躍るのですが…
なぜドゥテルテは反アメリカの姿勢をとるのか?
古谷 経衡氏の「アメリカに喧嘩を売る国 フィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテの政治手腕」という本を買いました。
ドゥテルテ大統領の暴言ともとれる発言に隠されたフィリピンの植民地としての歴史を描き出した一冊。
フィリピンの歴史を知ると「なぜドゥテルテ大統領は反アメリカの姿勢をとるのか?」その理由が見えてきます。
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ぼったくられずにタクシーに乗れる街
フィリピン大統領選挙戦中、うちのフィリピン人の妻からフェイスブックから得たドゥテルテの情報をさんざん聞かされてきました。
市長として「ダバオを安全な街にした」というドゥテルテの逸話の数々…。
もちろんダバオが安全な街になったなんていう話はすぐには信じられませんでした。昔からの「ダバオはマニラよりヤバいらしい」という危険都市のイメージしかなかったからです。
しかしこの本の中にもダバオがぼったくられずにタクシーに乗れる街になっていることが書いてあり、フィリピンも変わってきたんだなと初めて実感しました。
ドゥテルテは本当に『暴言大統領』なのか?
ドゥテルテ大統領の「暴言」がたびたびマスコミで取り上げられますが、スピーチの途中だけを切り取った偏向的な報道も多いようです。
しかしドゥテルテはマスコミの偏向報道もふまえた上であえて問題となるような発言をし、フィリピンの存在を内外にアピールしているように見えます。
ドゥテルテの「暴言」を読み解くするためにはフィリピンの歴史を知ることが一番です。
フィリピンという日本にとって同じアジアの身近な国です。でも日本とは全く違う歴史を持った国なのです。
フィリピンの歴史と「今」を知るのにおすすめの本です。
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