【4コマ】歴史の教科書のわずか数行の中には様々なドラマが隠れているのかもしれない
日本人が大海原に乗り出した時代があった!
江戸時代といえば鎖国のイメージが強いのですが、実は徳川家康は東南アジアを中心とした海外との貿易を活発に行ったのです。それがガレオン船による朱印船貿易。
朱印船貿易ではスペイン領のマニラとも交易があったというから興味深い。
徳川家康が外交顧問として雇ったのが三浦按針ことウィリアム・アダムスとヤン・ヨーステン。ウィリアム・アダムスの方がメインだったようで圧倒的に有名なのですが、ボクが注目したのはヤン・ヨーステン。
「八重洲」という地名の由来は…
ヤン・ヨーステン・ファン・ローデンスタインの日本名は耶楊子(やようす)。ヤン・ヨーステンの屋敷のあった場所が現在の八重洲付近であり、八重洲の地名の由来は耶楊子(やようす)からきてるのです。
しかもヤン・ヨーステンのルックスがあまりにもインパクトがあるので今回の漫画(4コマ目)で少し登場させてみました。ヤン・ヨーステンの像は東京駅八重洲地下街にあるそうなので一度本物のヤン・ヨーステンを見に行ってみたいです。
歴史の教科書ではほんの数行で終わってしまう朱印船貿易ですけど、調べてみるとなかなかおもしろい。しかも東南アジアとの交易については歴史研究の上でわかっていないこともたくさんあるみたいなので想像を膨らませやすい。
これは漫画の題材になるかも…なんて昔から思っていたので今回少し絵にできたのは幸せです。