ボクが初めてデジタル作画の現場を見たのは今から25年くらい前のこと。
あるイラストレーターの方のご自宅に伺い、仕事場を見学させていただく機会があったのです。
当時のデジタル作画の機材といえばもちろんMac。使っているソフトはもちろんPhotoshop。そして専用モニター、スキャナー、プリンター等々がずらっと揃えてありました。
画面の中で絵を仕上げていくなんてリアリティを感じられず、デジタル作画なんて自分には関係のない話だと思っていました。
機材も信じられないほど高額でしたし。
ところが現在。デジタル作画はすっかり当たり前の時代になりました。
機材もここにきてぐっと安くなり、しかも当時とは比べ物にならないほどのハイスペックです。
昔はデジタル作画と言えばいかにもデジタルっぽいリアルな表現が特徴的だったのですが、最近はデジタルとアナログの絵柄の区別はなくなったようです。
「デジタル作画は嫌い…」とか「デジタルは苦手…」なんて言葉も今となっては懐かしい感じがします。