栢野克己氏の『小さな会社の稼ぐ技術
この本のすごいところ!
ボクはビジネス本は好きなのですが、好きな一方で「ビジネス本なんて誰にでも書けるんじゃねえの?」っていう感じでバカにしてました。
ところがこの「小さな会社の稼ぐ技術
この本のすごいところって何だと思います?
この本のすごいところは人生のどん底を経験した社長・起業家が稼ぐ技術を身につけて、コツコツと実践しながら人生の逆転に成功する実例がいくつも書かれているという点なのです。
社長の皆さんの実例を読んでどん底人生を逆転させるための方法がハッキリとわかりました。
栢野 克己 日経BP社 2016-12-07 売り上げランキング : 193
|
どん底人生を逆転させる方法
どん底人生を逆転させるための方法はずばり「土日・祝日・盆暮れ正月関係なく、朝早くから寝る時間が来るまで休まず働け」ということ。
つまり今現在、日本で社会問題となっている長時間労働なのです。
長時間労働というと悪いイメージしかないのですが、弱者が強者に勝つためには人の倍働くしか方法がないのです。
ボク自身、長時間労働というのは大嫌いで「仕事って効率が大事でしょ?」「仕事以外の時間も大切だよね」なんてエラそうなことを考えが頭の中にありました。
しかし思い返してみると、ボクの人生の中で実際に知っている成功者は確かに「寝ないで働く」ということを実践した人しかいないのです。
本の帯には弱者の戦略の4大ポイントとして「差別化」「小さな1位」「一点集中」「接近戦」と書かれていますが、実は成功のカギとなるのは長時間労働なのです。
本物のやる気が起きる時とは?
どん底人生といえば、筆者である栢野 克己氏のどん底ぶりがものすごいのです。
栢野氏のどん底人生はこの本には詳しくは書かれていませんが、うつ・転職・1億の借金…そしてそこからの敗者復活の人生の話はYouTube動画で聴くことができます。
「尻に火がつく」という言葉がありますが、人間はどうしようもなくなった時に信じられないくらいの力を発揮することができるんだなと感じました。
逆に言うと、尻に火がつくぐらいのギリギリの経験がなければ本物のやる気なんて起こらないのかも。
日本の社会では長時間労働が問題になっていますが、尻に火がついた状態になれば長時間労働なんてなんでもないわけです。
とにかく中小企業社長・自営業者・フリーランス、そしてこれから独立・起業を考えている人は必読の本です。
栢野 克己 日経BP社 2016-12-07 売り上げランキング : 193
|