床屋の待合室といえば「ゴルゴ13」
息子を車で10分ほどの行きつけの床屋へ連れていきました。ボクは今は家でバリカンなので床屋では髪を切らないのですが、息子の仕上がりを待つ間の楽しみはなんといっても床屋に置いてある漫画「ゴルゴ13」なのです。
椅子に座ってとりあえず「ゴルゴ13」
昔からボクの床屋の楽しみといえば順番を待っている間の漫画です。中でもお気に入りは「ゴルゴ13」。「ゴルゴ13」はエピソードごとに話が完結しているので、自分の順番が回ってきて漫画を読むのを中断されても口惜しさが残らないのです。
漫画好きにとっては髪なんかどうでもいいから、そのままずっと漫画を読み続けていたいところですけどね。
床屋の静かな空間で異国で活躍するスーパー狙撃種になりきる…ただ髪を切る順番を待っているだけの時間がとても充実した時間に感じるのです。
ゴルゴ13に見る「漫画のウソ」のおもしろさ
ゴルゴ13のおもしろさはなんといっても「すべてウソ 」だということ。タイムリーな国際情勢を舞台に話が進むことが多く、一気に話に引き込まれてしまうゴルゴ13。
この話って本当にありそう…なんて思いこんでしまいますが、しかししょせんは「超A級狙撃手デューク東郷」の存在自体がフィクションでありウソでありデタラメなのです。
設定にしても絵にしてもリアルに作りこみすぎてしまうとゴルゴの狙撃は不可能。ゴルゴ13という漫画のおもしろさの秘密はリアルとフィクションの絶妙な入り混じり方の中にありますね。
床屋は漫画との出会いの場所
最近はカット時間も短くなってきたので床屋でじっくり漫画を読むという機会も減ってきているんじゃないかと思います。ちょっとした時間の暇つぶしにはスマホがありますしね。
でもシャボンとシャンプーの匂いが漂う中でふと自分の知らなかった漫画と出会う瞬間というのは…何とも言えない漫画好きにとっての至福の瞬間!ボクの場合は床屋に行ったらとりあえずスマホのことは忘れて「ゴルゴ13」ですね。