「国際」の意味は…
あらためて「国際結婚」という言葉を見てみるとなんだか大げさすぎる言葉だなぁ…なんて思います。
ちなみに手もとの広辞苑で「国際」の意味を調べてみると…
【国際】(international)諸国家・諸国民に関係すること。もともと「万国」とも訳され、通例、他の語の上につけて用いる。
kotobankでは…
こく‐さい 【国際】 複数の国家に関係していること。世界的であること。多く他の語の上に付けて用いる。
◆国際法の漢訳「万国公法」の中で使用された「各国交際」という語をもとに造語された和製漢語。本来、diplomatic intercourse(=国家間の交際)の訳語であったが、明治30年代からinternationalの訳語として用いられるようになった。
うーん、やっぱり大げさ。
「国際」のつく用語をあげてみると、国際運河、国際オリンピック委員会、国際価格、国際軍事裁判、国際刑事警察機構、国際決済銀行、国際航空条約、国際人権規約、国際仲裁裁判所、国際通貨、国際貿易…などなどやっぱり仰々しい言葉ばかりです。
「国際結婚」ってすごいこと?
「うちは国際結婚でして…」なんていうとなんかものすごいことをしているみたいに聞こえます。もちろん何もすごいことはしていなくて家族と一緒に普通に日本で生活しているだけなんですけどね。
でも確かに結婚の手続きの上では大使館に行ったりいろいろな書類を提出したり、そのあとは入国管理局でビザの手続きをしたり…婚姻届けを出すだけの日本人同士の結婚とは違うんだな、と「国際結婚」というものを実感したりました。
「国際結婚」以外の言葉ってないのかな?
「国際結婚」っていうとあまりにも仰々しいので「他の言葉はないのかな?」なんて思ったりします。
ところで国際結婚って欧米ではどういう表現をするのかな?
ちなみにネットのプログレッシブ和英中辞典)調べてみると
an intercultural [a mixed] marriage
marry a person of a different nationality