心の底から自然に出てきた言葉は強い
うちのフィリピンママが口にする言葉はだいたい真実をついています。それは心の底から自然に出てきた言葉だからです。
うちのママは外国人なので日本語の難しい本を読むことはできません。自己啓発系の本には人生についての名文句が並んでいるのですが、ママがそういう本から影響を受けることはありません。
熟語まじりの込み入った内容の日本語も聞き取れないので、テレビのコメンテーターが訳知り顔に話す言葉からも変な影響を受けません。
ですから口にする言葉は自分の中から出てきた言葉。心の底から自然に出てきた言葉は強いです。本当に自分の中から出てきた言葉は揺らぎがないのです。
「借り物の言葉」が増え過ぎてはいないだろうか
知識を得るのに本を読んだり人の話を聞いたりするのは大切なことです。しかし単なる受け売りの「借り物の言葉」が増えてきているような気がします。これはやはりテレビの影響です。
テレビから映像と言葉が流れる、コメンテーターが補足をする…そして実際はわかっていないのにわかったような気がしてしまい、「借り物の言葉」を使い始める自分がいるのです。
誰でも「本当の自分の言葉」を持っている
世の中の流れに速く乗らなければ…と焦って、テレビのコメンテーターのマネをして知ったかぶりの言葉を使っても何の意味もないのです。人間なら誰しも「本当の自分の言葉」を持っているはず。
拙くても不器用でも「本当の自分の言葉」の方が「借り物の言葉」よりも強いのです。