フィリピンに生きる「困窮邦人」をテーマにしたドキュメンタリー番組がテレビ西日本から放送されます
今週土曜日(8月25日)に『土曜NEWSファイル CUBE』(テレビ西日本・福岡県内のみの放送)にて
日刊マニラ新聞記者の水谷竹秀氏の著書
『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』をテーマにした
ドキュメンタリー番組が放送されるそうです
今週土曜日(25日)に拙著『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』をテーマにしたドキュメンタリー番組が、テレビ西日本から放送されます。放送は福岡県内のみ。今後、放送対象地域を拡大するため、さらなる番組作りが行われます。http://t.co/d6pehHNj
— 水谷竹秀 (@takehide1975) August 21, 2012
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アジア・東南アジアに流れていく日本人たちの貧困が社会問題となってきています
フィリピンの場合、フィリピンパブにはまりフィリピン人女性を追いかけフィリピンへ…
というのがパターンとなっている
女絡みの問題なので「自己責任でしょ」と言われてしまうのは仕方ないのですが…
日本の社会構造自体が「ある人たち」を生きにくくしているのが原因のようにも思う
その「ある人たち」は本当にふとしたきっかけでフィリピンにハマり、そのまま居着くことになるのだ
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フィリピンにハマるのは経済的に不安定な人だけではない
ボクも知り合いからこんな話を聞いたことがある
社会的にも経済的にも安定した職業につき奥さんもいて子供もいて、もちろん一戸建て住宅に住み
人から見れば何不自由ない生活
そこから一気にフィリピン人女性にハマり、その女性と一緒にフィリピンに渡ってしまった
ところが数ヵ月後、その人はひょっこり日本に帰ってきたそうだ
もちろん一度そんなことをしでかせば社会的信用はゼロ
家族・仕事・社会的な信用、日本で築き上げたものを一瞬で失ってしまったわけだ
★
分別のつく大人がなぜそんな行動をとってしまうのか?
仕事も順調、結婚もした、子供も大きくなった
人生に必要なすべてのものがあるのに何かが足りない…
しかし、その足りないものが何かさえももわからないまま人生を過ごしていく…
今の日本には自分の居場所が無いような閉塞感…
そんな人間の背中をポンと押してしまうのが
フィリピンのあのあっけらかんとした明るさなのかな(゚∀゚)
そんなフィリピン病にかかった人の心の動きは、周囲の人から見ると全く理解できないのだ
★
なんとなく現代特有の社会現象のようにも見えるが、実はそんな話は昔からあったらしい
落語を聴くと遊郭にはまったり博打にはまったり、どうしようもなくなった男がよく登場する
よく登場するというよりも、そんなダメな男が主役の話が落語なのだ
「なんでそんなこと?」という人生の大失敗をしでかすのが
当たり前の人間の姿なのかもしれないね